中国の広範囲で黄砂が確認されています。黄砂は首都北京など都市部にも飛来し、健康被害が心配されるなど市民生活にも影響が出ています。
北京市では連日のように黄砂の警報が発令され、外出するにはマスクが欠かせません。
新疆ウイグル自治区から届いた映像では、まるで大雪のように車の上に大量の砂が降り積もっています。また、黒竜江省ハルピン市では、黄砂と雪が同時に見られる珍しい現象も観測されました。
今年は砂漠のある中国西部の降水量が少なく、過去20年間の平均を上回るペースで激しい黄砂が発生しており、中国の気象台は警戒を呼び掛けています。